区画文

 母胎から命が生まれることは、土から命がはぐくまれることと同じことであり、彼らは母胎=大地という考えを持っていたと思われます。ですから区画模様を畑を抽象化した記号だと解したいところですが、残念なことに今のところ畝(うね)の跡などの畑の存在を証拠立てるようなものは見つかっていません。つまり、どのような形態の栽培・農耕が展開していたのかまだはっきりわかっていないのが現状です。
 しかし、区画文の中に玉抱三叉文を組み込んでいる例が多くの土器に見られ、これは「出産」と「収穫」をオーバーラップして表現しているのではないかと思います。また、渦巻三叉文を組み込んでいる場合もあり、これは「妊娠」と「成長」をオーバーラップさせて表現しているのではないかと思います。仮にそれが正しいとすれば、栽培・農耕に適した一定エリアを区画模様で表現していた可能性も高いと思っています。

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