縄文土器には穴が2つ連結した双環文と呼ばれる模様が多く使われています。

24473666280_fb7a89dc2f_z

 このサイトでは双環文のモチーフはフクロウだと考えています。彼らはフクロウを使って何らかのテーマを土器に与えていたと考えます。

24142312753_430d03c135_z
 フクロウの主な餌はネズミです。畑の近くの雑木林の木の穴などに好んで巣を作り、そこで子育てしながら生活しており、本来は人間の居住エリアと密接なかかわりがある動物だったようです。
 フクロウのこどもは食欲旺盛で、一晩に1匹でおよそ2~4匹のネズミを食べてしまうそうです。そうなると親フクロウは自分が食べるネズミを含めて1日のうちに数十匹のネズミを捕まえなければなりません。
 その生態を生かして江戸時代は畑の周りにフクロウが待機しやすいようにとまり木を建ててネズミの駆除に利用していたと言われており、現在でもイスラエルや南アフリカでは、農薬を使わないネズミ駆除対策として、フクロウを導入して大きな効果をあげているそうです。
 それだけネズミ駆除効果の高いフクロウは、蛇とならんで農作物の収穫を左右する重要な存在であり、縄文時代においても栽培・農耕が行われていた地域では、蛇と並んで集落にとって大切な守り神として縄文土器に記されたのではないかと考えています。

22595689506_135d27024b_o

 双環文には、玉抱三叉文を使ったものが少なからずあります。玉抱三叉文を2つ並べ、それぞれの円孔部分をくっつけて双環文にしているのですが、このサイトでは玉抱三叉文は「女性・母・出産」という意味の記号と考えており、フクロウは「女性・母・出産を守る存在」として擬人化されて使われていたのではないかと考えています。

玉抱三叉文を組み合わせて双環文にした典型的な例 ↓

24142429773_12754bd076_z


 これはあくまでも想像ですが、木の穴でせっせと子育てをするフクロウの生態と、母胎で子供を育てて命がけで出産し、出産後も忙しく子育てする女性の姿をオーバーラップ(同一視)させていたのではないでしょうか。

双環文は「フクロウ」でもあり「女性」でもあり「母」でもある記号だと考えています。

24142369943_a4648d0c3b_z

 

0