第1回、第2回と縄文記号の実例をご紹介しましたが、今回は縄文記号とは何かということを説明したいと思います。

 記号というと難しく聞こえるかもしれませんが、簡単に言ってしまえばマークのようなものです。このサイトでは勝坂式と呼ばれる土器にはマークのような記号が何種類かつかわれていると考えています。そして、その意味を推定することで当時の土器や土偶がなぜ作られたのかを考えています。

 

 このサイトでは、勝坂式土器の装飾や造形を大きく2つの記号として分けています。それは、男性に関係する記号と女性に関係する記号です。また、記号の表現方法によってそれぞれを省略系とリアル系の2種類に分けています。

  • 男性記号 省略系

  • 男性記号 リアル系

  • 女性記号 省略系

  • 女性記号 リアル系

 この4種類の記号で当時の縄文人は下記の3つのことを表していたと考えています。

  • 男女が愛し合うこと

  • 子供に恵まれ無事に出産できること

  • 作物がたくさん収穫できること

 私たちは縄文土器や土偶を謎だらけの存在として見ています。たしかに意味不明で奇妙な形を見ていると彼らは原始的で得体の知れない人間だったと想像してしまいます。
 しかし記号の意味から考えると、彼らの世界観は現代の私たちでも十分理解できる内容であり、彼らはその世界観を模様や造形で表していると考えています。

次回から記号と土器の装飾例を解説していきたいと思います。

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