「 縄文記号講座 」 一覧

第12回 縄文土器が示す人々の生活

 第11回の講座では出産の映像を見ながら、土器が母胎になぞらえて作られていたことをご紹介しました。  今になってこんなことを言うのもなんですが、あの映像ではまだ出産は終わっていませんでした。たしかに子 …

第11回 縄文土器の女性記号 母胎(その3)

  前回の講座では約20分の出産の映像を見ていただきました。普段見慣れない映像だったので強い衝撃を感じた人もいるかもしれません。  しかし、母親が力を精一杯振り絞ってこどもを産む姿は、緊張感に満ちてい …

第10回 縄文土器の女性記号 母胎(その2)

 今まで縄文記号という自前の概念を使って縄文土器の意味について述べてきました。なぜそんな概念を持ち出したのかといえば、縄文時代中期の約1000年に作られた土器を俯瞰するためには、模様や造形を記号として …

第9回 縄文土器の女性記号「母胎」(その1)

 第7回の講座では女性自身の造形の意味、第8回の講座では玉抱三叉文の意味について述べてきました。いずれも記号が土器や土偶の一部分に使われていたことを説明してきたわけですが、今回はさらにもう一歩踏み込ん …

第8回 縄文土器の女性記号「玉抱三叉文」

 博物館や考古館に展示されている土器は、模様や形も様々です。それらの土器から共通する模様や造形を見つけ出すことができて、その模様や形の意味が分かれば、土器全体の意味もだいたい分かるはずです。  例えば …

第7回 縄文土器の女性記号「女性自身」

 記号という言葉を使うと何だか難しい印象になってしまいますが、彼らは文字を持たない代わりに模様や造形で意味を表していたに過ぎません。例えば、男性自身の造形で「男性」を表すとき、男性自身の造形は記号とし …

第6回 縄文土器の女性記号「フクロウ」後編

 勝坂式土器は意味不明な模様や造形だらけです。意味不明であればそれを作った人々も意味不明な人間だったのではないかと思ってしまいがちです。しかし、私たちにとって意味不明に見えるのは、造形が何を表している …

第5回 縄文土器の女性記号「フクロウ」前編

 Webで「縄文土器 蛇」というキーワードで検索すると、蛇信仰など様々な情報がヒットします。おそらく土器に一目で蛇だとわかるような造形があるので、当時の縄文人は蛇を信仰していたのではないかというごく単 …

第4回 縄文土器の男性記号「男性自身」

 縄文時代のイメージというと、石棒を連想する人も多いと思います。 石棒は縄文時代中期に主に北陸、中部、関東地方で作られ、集落や住居単位で何らかの祭祀に使用されたと考えられていますが、なぜこのようなもの …

第3回 縄文土器の男性記号「蛇」

 今回は、男性記号である蛇の記号についてリアル系と省略系を例示しながら説明したいと思います。  蛇の装飾は男性を表していると考えています。なぜそう考えるのかというと、男性のシンボルをオーバーラップさせ …